2025年6月7日土曜日

福井県太古の旅:福井県立恐竜博物館、東尋坊

 続いて、福井県立恐竜博物館。

福井県立恐竜博物館は、福井県勝山市にある恐竜をメインとした地質・古生物学博物館です。2023年7月にリニューアルオープンし、都道府県立自然史系博物館では日本一の来館者数を誇り、カナダや中国の博物館と共に「世界3大恐竜博物館」と称されています。

館内には50体もの恐竜全身骨格が展示されており、うち10体は実物化石を使用しています。実物大の恐竜が動くジオラマやCGシアターで恐竜時代を体感できるほか、福井県で発見された6種の新種恐竜も紹介されています。福井県は日本で最も多くの恐竜化石が発見されている地でもあります。

「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」の3つのゾーンからなるドーム型の常設展示室に加え、新館には化石研究体験室、見える収蔵庫、3面ダイノシアターなどがあります。野外恐竜博物館での発掘現場見学や、化石研究体験も提供されており、館内レストランやミュージアムショップも充実しています。

骨格展示物は迫力がありティラノサウルスやブラキオサウルスは実物を見てその大きさに驚きます。ぜひ来館して見てもらいたいものです。展示物を一通り見終わるのに5時間かかりました。(怪傑ゾロリの映画もありますよ。)

右奥にブラキオサウルスの高さが目立つ。
手前がティラノサウルス、奥がブラキオサウルス。

また、福井県には自然の造形、東尋坊があります。

東尋坊(とうじんぼう)は、福井県坂井市三国町に位置する日本海に面した景勝地です。約1kmにわたって続く、高さ約25mの荒々しい断崖絶壁が広がり、国の名勝・天然記念物に指定されています。

最大の特徴は、地質学的に非常に珍しい「輝石安山岩の柱状節理(きせきあんざんがんのちゅうじょうせつり)」という地形です。これは、約1300万年前の火山活動によって地表に流れ出たマグマが冷えて固まる際に、五角形や六角形の柱状の岩になったものです。これほど大規模な柱状節理は、世界でも韓国の金剛山、ノルウェーの西海岸、そして東尋坊の3ヶ所しかないと言われる大変貴重なものです。

日本海の荒波が岩肌に激しく打ち寄せる様は迫力満点で、スリルを味わいながら崖の上を散策できます。また、海上から断崖の壮大な景色を眺めることができる遊覧船も人気です。

「東尋坊」という名は、かつてこの地で悪事を働いていた平泉寺(へいせんじ)の僧兵の名前に由来します。美しい姫を巡る恋敵であった真柄覚念(まがらかくねん)によって、東尋坊がこの崖から突き落とされたという伝説が残っています。

マグマが自然に柱状に固まるなんて不思議です



2025年6月6日金曜日

福井県太古の旅:福井県年縞博物館、若狭三方縄文博物館

 福井県には日本を代表する博物館があります。

一つは若狭三方湖畔にある年縞博物館、そして勝山市にある福井県立恐竜博物館です。

まずは年縞博物館。

福井県年縞博物館は、福井県若狭町水月湖のほとりに2018年に開館した、世界初の年縞をテーマとする博物館です。水月湖で発見された7万年分、長さ45mの完全な年縞は、1mmの欠けもなく堆積しており、その驚異的な正確さから放射性炭素年代測定における「世界標準のものさし」として国際的に認められています(IntCal13較正曲線に採用)。

この「奇跡の堆積物」は、湖に河川が直接流入せず、湖底が無酸素状態で生物活動に撹乱されない、かつ断層による沈降が続くという特異な環境条件が重なって形成されました。博物館では、実物の45m年縞をステンドグラス状に展示し、迫力の「年縞シアター」や常駐のナビゲーターによる丁寧な解説を通じて、過去7万年の気候変動や人類史を深く学ぶことができます。

手前が現代、一番奥が7万年前の年縞。


現代の年縞は1mm程度の幅でわかりやすい。

古くなるほど重さで押されて幅が薄くなります。

また、隣接する若狭三方縄文博物館は、太古のロマンを体感できる施設です。


多くの縄文土器や丸木舟が展示されています。





丸木舟





福井県太古の旅:福井県立恐竜博物館、東尋坊

 続いて、福井県立恐竜博物館。 福井県立恐竜博物館は、福井県勝山市にある 恐竜をメインとした地質・古生物学博物館 です。 2023年7月にリニューアルオープン し、都道府県立自然史系博物館では 日本一の来館者数 を誇り、カナダや中国の博物館と共に「世界3大恐竜博物館」と称されてい...